エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
お腹の奥がウズウズしてしまう。

「はぁ…」

ため息と共に口が離れた。

崎本さんの瞳がトロンと色気を帯びていてぞくっとした。

そのまま髪を弄ばれている。

「一度目より上手くなった。で、今日の味は?」

「えっとコーヒー。ですけど、甘くっておいしいです。崎本さんブラックなのになぁ…」

クスッと笑った。

で、髪から手を離す。

「送るよ」

「はい」
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