エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~



「崎本課長、ランディーの件ですが…担当者はOK出てるんですがその上の専務が渋ってて上のもん連れてこいって言われまして…」

関口だ。

「いいぞ。じゃあアポとれ。今週中だぞ。来週には回すな」

「はいっ」

関口はこれからいっぱい教えないといけないことがある。
これからはしばらく関口教育になりそうだ。

上田はフランスに出張中だ。
俺の同行を求めてきたが、契約後の同行だけで十分だ。
あの時も迫られて断るのに苦労したのだ。
もう同行は懲り懲りだった。
アイツがずっと俺の下にいるつもりならいい加減解らせないといけない。
< 144 / 233 >

この作品をシェア

pagetop