エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
アポは来週に決まって、マネージャー会議へと向かう。

「あれ?なんか活き活きしてない?崎本くん」

後ろから肩にのっしとのしかかってきたのは隣の課の同期の課長、瀧佑介だ。
かつては黒王子と呼ばれていた俺と二代巨頭のできるイケメン男。この男の奥さんを巡って言い争ったこともあった。
が、ヒトのモノ取る気はない。

「お前だろ?それは。パパになるんだって?」

「は?知ってんのかよ。すぐバレちまうなー」

ニヤニヤ笑ってやがって気持ち悪いったら。
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