エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~


~柳田由莉愛 side~

お父さんから連絡があったのは2月の半ばを過ぎた頃だった。

『由莉愛、話をしようじゃないか…時間をとってくれ』

ようやく話を聞いてくれる気になったのだろうか?

『わかりました。ありがとうございます。わたしの気持ちは…』

『わかってる。今度の日曜日、きじばとに来て欲しい』

よし、認めてもらわなきゃ。

日曜日か。
< 150 / 233 >

この作品をシェア

pagetop