エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
唇をくっつけられた。

顔を振ってよける。

「既成事実さえ作れば教授も認めてくれるだろう」

え?
何?どういこと?

けれどなんとかして振り払わないと!

隙、隙を
見つけるのよ。

どっかにあるはず…

「こんな服、脱がせればこっちのもんだ。くそっベルトかよ」

ベルトを外そうと肩の手を外した。
しめた。いまだ!

わたしは思い切り空いた手で長谷川さんの股間をぐわしっと掴んで捻り上げた。

「うわっ!」

長谷川さんが怯んで肩から手を離した。その隙に立ち上がる。

けどまた後ろから肩を掴まれた。
くそー。もうちょっとだったのにっ。
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