エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
◇
「柳田さん、ここ教えて欲しいんだけど…」
「は、はい」
大学の食堂。
キラキラしてるわたしの理想の女子。桐生瑞波さん。
わたしの王子様の隣にいたらお似合いの女性は、まさにこういう人だっていう憧れそのもの。
長い髪の毛はツヤツヤで綺麗に整えられてて、指先も華美ではないネイルが光る。メイクは程よく濃くも薄くもなく、素材を活かしたもの。自分を輝かせる方法を知ってる人。
わたしなんかが彼女と話すのは畏れ多いって思うんだけど、なぜかわたしに普通に接してくれる唯一の女子。
最初は一年の研究ゼミが同じで知り合ったのだけど、結局研究室も同じのを選んだ。
「柳田さん、ここ教えて欲しいんだけど…」
「は、はい」
大学の食堂。
キラキラしてるわたしの理想の女子。桐生瑞波さん。
わたしの王子様の隣にいたらお似合いの女性は、まさにこういう人だっていう憧れそのもの。
長い髪の毛はツヤツヤで綺麗に整えられてて、指先も華美ではないネイルが光る。メイクは程よく濃くも薄くもなく、素材を活かしたもの。自分を輝かせる方法を知ってる人。
わたしなんかが彼女と話すのは畏れ多いって思うんだけど、なぜかわたしに普通に接してくれる唯一の女子。
最初は一年の研究ゼミが同じで知り合ったのだけど、結局研究室も同じのを選んだ。