エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~


月曜日大学へ行くと、研究室へはみんながいそうな時間帯を選んで行くようにした。
これからはそうしようと思う。
他にも男は山ほどいるのだ。
みんな長谷川さんみたいな人なわけじゃないだろうけれど、もうあんな経験はコリゴリだった

昼頃入ると、お父さんが奥で風間くんたちと談笑していて驚いた。

え?どういう風の吹き回し?

「あ、柳田さんだ。おはよう」

風間くんが手をふってくる。

「おはよう」

わたしは返すと、そのまま桐生さんのとなりに座った。
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