エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~


その後父の推薦の、おかげもあって無事、第一志望『ルーガ』の内定を得たわたしは4年生になった。

お母さんは山崎さんと婚約して、わたしが卒業と同時に籍を入れるらしい。
お父さんは相変わらず若い愛人と暮らしているけれど、学生たちと気さくに話すようになり、前と比べると雰囲気が柔らかくなった気がしている。

そしてわたしは…

大好きなわたしの王子様、拓海ともっぱら恋愛中。

充実した日々が続く中、初めて自分の意思で決めた進路に進むべく、わたしは社会人としての一歩を踏み出そうとしていた。


一部 
〜Fin〜

二部へ続く
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