エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
就職して1年。

わたしは5月で24歳、拓海は2月に32歳になったところだ。
付き合って2年が経過していたけれどわたしたちの関係は順調だった。

就職と同時にお母さんのもとを出たわたしは一人暮らしをはじめた。
贅沢な暮らしはできなかったから拓海のマンションとそう遠くない距離にワンルームを借りた。
お互いすぐに行き来できる距離だ。

毎週末は拓海のマンションで過ごすか、拓海の車で遠出したりもしたし、拓海が出張でいないときはひとりを楽しんだりもしている。
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