エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「んー。それは無理かな」

「なんで?」

冷蔵庫に食材を仕舞い終わると拓海の前に来て座った。

「いくら疲れててもね。由莉愛が俺の原動力なの。だからエッチは疲れない」

「もう」

そのままその場所に倒されそうになったので、由莉愛は立ち上がった。

「ダメだよ。それなら仕事片付けてからね。わたしは掃除する」

そのまま掃除機を出しに向かった。
拓海はちっと舌打ちしながらPCに向ってる。

仕事に集中してる拓海にドキドキしてるなんて言えないけど、この瞬間も好きだ。
一緒の会社にいたら心臓爆発してるなと思う。

きっと拓海の部下の人たちなんて…
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