エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「わ、わたしは…学生ですし、3年生なので授業も少なくて暇ですからいいですけど…」

できるだけ無表情を装っているけれどもしかしたらとっても真っ赤になっているのではないかとわたしは思った。
1回だけじゃなくて、まだ王子様とこういう時間を過ごせると…きっとそういうことだよね。

信じられない。

「じゃぁ決まりだね。翻訳して欲しい時は連絡するから時間作ってね。ちょっと来週平日とかお願いしちゃうかも」

「はい。バイト入っていない日の夜なら全然大丈夫です」

「ほんと助かる。ってことで、このまま夕飯でもどう?さすがにおごらせて」

「い、いいのでしょうか?」

「いいに決まってんじゃん。由莉愛ちゃんの時間さいてもらってるのにさ」

PCをしまうと、促す崎本さんについていった。
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