エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~

3.崎本拓海の日常

~崎本拓海side~

開明商事 海外事業部 二課 課長。半年前に課長に昇進した俺は忙しい生活を送っていた。
会社での別名は白王子。
さわやかな王子様らしい。

まぁ中学くらいからそんな感じに似た呼び名で呼ばれていたから別になんでもいい。
背が高くて、運動神経がよく、頭もよかったから女子にはモテまくっていたし今更どうだっていい。

恋はいっぱいした。
はじめてつきあったのは中二で、初体験も中二。
そのあと何人と付き合ったかなんて覚えていない。

いつも洗練された女とつきあってた。
頭がよくて綺麗な女。
そういう女が一番自分に似合うと思っていたから。
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