エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
女を愛せない人間だと言ったときに『愛してほしい』と言われた。
そんなの初めてだった。
そもそもなぜこの子にこんな人生相談みたいなことしたのかもわからない。
けど、なんかすーっと相談みたいなこと言ってしまって、『愛してほしい』と言われて、自分が女を愛せないと決めつけていたことに気づいた。
なんか…
晴天の霹靂…
だった。
俺も考え方変えたら女愛せるようになるのかも?
目の前にいる変わった女の子。
頭良くて地味で、けど、なんか中身は極上の不思議な子。
興味が湧いた。
フランス語の翻訳終わったら「はい、終わり」じゃいやだなって思った。
だから今から防御線はっておいた。
この前の会社の子みたいに先に誰かにかっさらわれるのだけは嫌だった。
て、おい。9歳も年下の女だぞ。
俺この子にとったらただのおっさんだぞ。
ダメだろ。
いや、そういうのじゃないし。
ただ、関わっていたいというのは恋愛ではない。
そういうわけのわからないことを心の中で反芻しながら、その日はその子の家まで送り届けて、俺は家に戻ると、週末はその子がしてくれたフランス語の翻訳をもとに、資料を作成するのに没頭した。
そんなの初めてだった。
そもそもなぜこの子にこんな人生相談みたいなことしたのかもわからない。
けど、なんかすーっと相談みたいなこと言ってしまって、『愛してほしい』と言われて、自分が女を愛せないと決めつけていたことに気づいた。
なんか…
晴天の霹靂…
だった。
俺も考え方変えたら女愛せるようになるのかも?
目の前にいる変わった女の子。
頭良くて地味で、けど、なんか中身は極上の不思議な子。
興味が湧いた。
フランス語の翻訳終わったら「はい、終わり」じゃいやだなって思った。
だから今から防御線はっておいた。
この前の会社の子みたいに先に誰かにかっさらわれるのだけは嫌だった。
て、おい。9歳も年下の女だぞ。
俺この子にとったらただのおっさんだぞ。
ダメだろ。
いや、そういうのじゃないし。
ただ、関わっていたいというのは恋愛ではない。
そういうわけのわからないことを心の中で反芻しながら、その日はその子の家まで送り届けて、俺は家に戻ると、週末はその子がしてくれたフランス語の翻訳をもとに、資料を作成するのに没頭した。