エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「俺しかいないから大丈夫じゃん?他の人に見られることはないよ」

「そ、そうですね。それなら…」

おそるおそる眼鏡をとった。
ら、綺麗な二重の長いまつげの綺麗な瞳が現れた。
鼻筋も通っているし、頬骨の位置は完璧だ。
眉の位置や形もすばらしく、おでこの形もいいし、おでこをあげれば完璧な美女のできあがり。

だが、おでこは今日は勘弁しておくか。

まじまじと見ていたら、はずかしそうに顔を赤らめている。
かわいいじゃん。

ふふっと思わず心の中で笑った。

そんな彼女だが、PCの前に座ると別人のようにスラスラとキーボード上を指が流れる。
相変わらずすげぇ…

情報科っていうけど、この子かなり成績いいんじゃ?
プログラムとか組ませたら一流なんじゃないか?
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