【完結】ホテル王の甘く過激なご要望
50 出だしは順調!
side天羽萬里
俺はモテ男のデートテクニック!をまた読み漁っていた。
今度はピクニックのモテテクニック!編だ!
そう、俺は超庶民派の琴宮をピクニックに誘おうと思っていた。
ピクニックではどんな行為がモテるのか!?
今度こそ、琴宮のハートを射止めてみせる!!!
1、ボートを漕いで男らしさをアピール!
2、彼女の作ったお弁当を美味しいと褒めよう!
3、飲み物などをさりげなく買って気の利く男アピール!
4、花を見て、情緒のある男をアピールしよう!
などなどが載っていた。
よぅし!
これなら!
次こそは…!
俺は琴宮を呼び出した。
『はいはい、今行きますよ。』
「お前な、はい!は一回だろ!」
俺はしょうもない事にキレてしまう。
いかんいかん、余裕のある男を演じなければ…!
「失礼します。
今度は何ですか?」
琴宮がやってきた。
「おぉ、琴宮。
お、お、お前、アレだよ。」
「それじゃ全然分かりません。」
「向日葵を見に行きたいんじゃないか?」
「はぁ…
つまり、通訳すると、『俺と向日葵を見に行かないか?』って事ですか?」
琴宮が冷静に言う。
その言い草に俺はついカチンとくる。
「べ、別に!
俺はさ、お前が行きたいんじゃ無いか?と思って聞いてるんであって…」
「はいはい、行きたいですよー。」
「だから!
はい!は一回だっつってんだろ!(怒」
「何でキレられなきゃならないんですか!?
行きませんよ!?」
「悪かった…
向日葵…
一緒に見よう…」
俺は琴宮に怒られてしょぼんとして言う。
「最初からそう言えばいいのに…」
「お前、男のプライドがわかってねーな!」
すぐに、ふんぞりかえる俺…
誰か何とかしてくれ…
甘やかされて育った挙句がこれだ…
「分かりましたから…
着替えてきます。
エントランスで落ち合いましょう。」
俺と違って大人な琴宮はそう言ってオープンロイヤルスイートルームから出て行った。
「よ、よし!
出だしはいい感じだ!!!」
俺はそう自分に言い聞かせる。
モテ男のデートテクニック!では、自信の無い男はモテないらしいからな。
俺はヴィトンのキャップをかぶってエントランスに降りていった。
琴宮はブラウスにジーパンでエントランスに現れた。
「よし!
出発するぞ!」
「そんなに大きな声で言わないでください。
愛月公園なんて、徒歩3分なんですから…」
琴宮が俺を冷ややかな目で見て言う。
そこは、オー!とか、乗ってくれたっていいじゃんか!!!
コレじゃ、俺1人が楽しみにしているみたいだ。
とにかく俺たちは歩いて愛月公園に向かった。
俺はモテ男のデートテクニック!をまた読み漁っていた。
今度はピクニックのモテテクニック!編だ!
そう、俺は超庶民派の琴宮をピクニックに誘おうと思っていた。
ピクニックではどんな行為がモテるのか!?
今度こそ、琴宮のハートを射止めてみせる!!!
1、ボートを漕いで男らしさをアピール!
2、彼女の作ったお弁当を美味しいと褒めよう!
3、飲み物などをさりげなく買って気の利く男アピール!
4、花を見て、情緒のある男をアピールしよう!
などなどが載っていた。
よぅし!
これなら!
次こそは…!
俺は琴宮を呼び出した。
『はいはい、今行きますよ。』
「お前な、はい!は一回だろ!」
俺はしょうもない事にキレてしまう。
いかんいかん、余裕のある男を演じなければ…!
「失礼します。
今度は何ですか?」
琴宮がやってきた。
「おぉ、琴宮。
お、お、お前、アレだよ。」
「それじゃ全然分かりません。」
「向日葵を見に行きたいんじゃないか?」
「はぁ…
つまり、通訳すると、『俺と向日葵を見に行かないか?』って事ですか?」
琴宮が冷静に言う。
その言い草に俺はついカチンとくる。
「べ、別に!
俺はさ、お前が行きたいんじゃ無いか?と思って聞いてるんであって…」
「はいはい、行きたいですよー。」
「だから!
はい!は一回だっつってんだろ!(怒」
「何でキレられなきゃならないんですか!?
行きませんよ!?」
「悪かった…
向日葵…
一緒に見よう…」
俺は琴宮に怒られてしょぼんとして言う。
「最初からそう言えばいいのに…」
「お前、男のプライドがわかってねーな!」
すぐに、ふんぞりかえる俺…
誰か何とかしてくれ…
甘やかされて育った挙句がこれだ…
「分かりましたから…
着替えてきます。
エントランスで落ち合いましょう。」
俺と違って大人な琴宮はそう言ってオープンロイヤルスイートルームから出て行った。
「よ、よし!
出だしはいい感じだ!!!」
俺はそう自分に言い聞かせる。
モテ男のデートテクニック!では、自信の無い男はモテないらしいからな。
俺はヴィトンのキャップをかぶってエントランスに降りていった。
琴宮はブラウスにジーパンでエントランスに現れた。
「よし!
出発するぞ!」
「そんなに大きな声で言わないでください。
愛月公園なんて、徒歩3分なんですから…」
琴宮が俺を冷ややかな目で見て言う。
そこは、オー!とか、乗ってくれたっていいじゃんか!!!
コレじゃ、俺1人が楽しみにしているみたいだ。
とにかく俺たちは歩いて愛月公園に向かった。