早河シリーズ序章【白昼夢】
[二階東・207号室]
シャワーを軽く浴びて隼人はバスルームを出た。脱ぎ捨てられたワンピースや里奈の下着がベッドの下に散乱している。
ここは隼人の部屋の隣室、207号室。里奈の部屋だ。
『先に下行ってる。お前も夕飯には遅れずに来いよ。夕飯の時間わかってるよな?』
「6時でしょぉ? ちゃんと間に合うように行くよ」
里奈がベッドに寝そべってゆるりと手を振る。
広間から部屋に戻ってすぐに二人は事に及んだ。あれだけ美月に対して大人げなく威嚇と牽制をしていた里奈も今は腑抜け同然の状態。
事後の里奈はいつもこうだ。彼女がああなってしまうとしばらくベッドからは動かない。
そろそろ里奈との関係も解消の頃合いだろう。里奈の独占欲の強さに隼人は飽き飽きしていた。彼は束縛を何よりも嫌う。
隼人は自分の部屋のルームキーを掴んで207号室を後にする。自室には戻らずにそのまま一階に降りた。
シャワーを軽く浴びて隼人はバスルームを出た。脱ぎ捨てられたワンピースや里奈の下着がベッドの下に散乱している。
ここは隼人の部屋の隣室、207号室。里奈の部屋だ。
『先に下行ってる。お前も夕飯には遅れずに来いよ。夕飯の時間わかってるよな?』
「6時でしょぉ? ちゃんと間に合うように行くよ」
里奈がベッドに寝そべってゆるりと手を振る。
広間から部屋に戻ってすぐに二人は事に及んだ。あれだけ美月に対して大人げなく威嚇と牽制をしていた里奈も今は腑抜け同然の状態。
事後の里奈はいつもこうだ。彼女がああなってしまうとしばらくベッドからは動かない。
そろそろ里奈との関係も解消の頃合いだろう。里奈の独占欲の強さに隼人は飽き飽きしていた。彼は束縛を何よりも嫌う。
隼人は自分の部屋のルームキーを掴んで207号室を後にする。自室には戻らずにそのまま一階に降りた。