早河シリーズ序章【白昼夢】スピンオフ

あとがき(読みたい人だけどうぞ〜✧)

▼story1.闇夜の迷宮

 まさに隼人フォーカスな話。story1の隼人は荒れ荒れ大荒れでスレてますねー。

 顔もいい、頭もいい、運動神経抜群、恵まれてなんでも手に入れてきたと思われている隼人が手に入れられなかったプロサッカー選手になる夢。

 一番負けたくないライバルであり友人の京介に負けた後のグダグダ堕落してる隼人の前に現れたのが……後に隼人が【白昼夢】で出逢う浅丘美月でした。

いつか二人がまた出逢う時、それが白昼夢の始まりです。


▼story2.私の百花繚乱物語

 早河シリーズ本編のコンセプト的に学園モノが書き辛く、学園ミステリーが書きたいなーとの欲求から生まれた物語。

 奈緒と隼人がくっついてハッピーエンド☆な物語はシリーズ本編の展開を考えるとそうはなりません。
奈緒に隼人は制御できないから!!

 もしも数年後に奈緒と隼人が再会したら面白いですよね。お互い社会人となった二人がどんな会話をするのか、妄想するのは楽しい。

 私の中では一応、社会人になった奈緒の職業は決めてあります。そして奈緒の仕事関係で隼人と再会……な妄想を脳内ワールドでしたためています。
脳内ワールドだと、隼人と奈緒が再会するのは隼人が28歳、奈緒が27歳頃。ちょうどここから十年後ですね。

 連作短編のようなものなのでstory2はすっきりとは終わらず不安の余韻を残して、story3に続きます。

 ちなみに高校時代の隼人の愛用香水はシャネルのエゴイストプラチナム。
この頃に流行っていたメンズ香水と言えばジバンシィのウルトラマンとか、カルバンクラインのCKとか(この時代を知ってる人には懐かしいよね)、何がいいか考えたんですけど、隼人はやっぱりシャネルでした。

この人はセクシースパイシーな男!って匂いがよく似合います。



▼story3.Summer vacation 2002

 Summer vacation2002(以下、サマバケ)は晴の追試勉強から幕を開けます。

これって隼人が主役のスピンオフ?と首を傾げたくなる展開が続きますが、最終的には隼人が主人公の物語に仕上がっていると思います。

 プリクラ方面の文化の進化が凄まじくて、この頃のプリクラは令和の現在とはまるで違います。
そのため、野いちごのメイン読者である十代の読者さんには一部、表現が伝わり辛かったかもしれません。
(そもそも私の読者さんで十代の読者さんはいるのか……??)

 2000年代前半のプリクラって、まだこんなものなんだよ……。あとプリクラ交換とプリ帳という文化もあったんだよ……。
プリクラ交換も現物を配るんじゃなくて、コンビニでプリクラをカラーコピーして裏面に両面テープ貼り付けたものを配るっていうね。

プリ帳やプリクラ交換がわからない十代読者さんは、ちょっとお母さんや、学校の30代くらいの、あまり厳しくない優しいタイプの女の先生にでも聞いてみてください……!

 サマバケは早河シリーズ本編第三幕【堕天使】(ベリーズカフェにて順次掲載予定)に収録のスピンオフ【失楽園】とのセット買いがお得感が出ます。

 サマバケの裏側の物語が失楽園なので、どちらか一方だけを読むよりも、どちらも読んだ方が面白さが倍になる(ように頑張りました)。

相澤直輝の素性や、彼が所持していたクスリの話は【失楽園】の物語で。失楽園サイドから読むとサマバケが裏側の物語になる構造です。

 長い物語となりましたが、ここまで白昼夢スピンオフをお読みいただき、ありがとうございました!

 早河シリーズ本編はまだまだ続きます。よろしければ本編の方も、悠真達4人組のラブストーリーの【Quintet】も、ちょこっとでも興味が湧いた方は覗いてみてください♡
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