逃げた私を彼は掴んで離さない
元は、短髪の黒髪。光に当たると、茶色くて、目も光に当たると特に茶色っぽかった。
ほんとに不思議なくらい綺麗で、見つめるたび心臓が全身に血を巡らせた。
さいあく。
「俺と同じ学科なんだよ!」
「あ、そうなんだ」
「クラスが一緒でさー!」
分かったから、黙ってくれ…
キーンキーンカーンコーン
「はなこは、メディっ、っいったあ!」
肘でコウの横腹に一発入れて黙らせる。
「もう始まったよ」
「いってえな!」
「ごめん💦痛かったよね?これ、お詫びにお菓子!」
鞄の中に入ってた、たけ山の里を渡した。