ヤンデレ王子様の甘くて重い歪んだ溺愛。
偽りの花嫁
家に着き、
私は驚きが隠せない状態にいた。
その理由は、目の前にいる、
私の両親とさくくんの両親。
隣に座っているさくくん。
ずらりと並んだ執事さんや、
ボディーガードの人。
……これは、なに……?
私とさくくんの間に置かれた、
契約書。
差し出されたペン。
その契約書に書かれている文章を読むのは
恐怖でしかない。
そして、お母さんが口を開いた———