きみは永遠の小悪魔【完】
「あの、つかぬことをお聞きしますが」そう、一拍置いて尋ねてみる。
胸中で両手を合わせ、思い違いでありますようにと、優しい神様にお願いをした。
「私を部屋まで運んでくれたのって、」
もしかしなくても……
「水無瀬さんですよ」
「ふえっ?(おかしな声出ちゃった)」
パズルのピースを合わせるかのような回答に、じんわり熱が込み上がる。
「〜〜〜っ!」
やらかしてもーた…………。
「お嬢様、心配無用です。ちゃんと門限に間に合いましたよ」
「そうでしたか………」
「はいっ。さすが水無瀬さんです(お姫様抱っこで帰って来たことは、黙っておきますね)」
「……………」
酔っ払いの介抱+お着替えまでしてもらった可能性が高い20歳。
好きな人に、一番見せてはいけない女の子の姿を晒してしまったんだ。
目眩が押し寄せて、ふら〜っとベッドへ体を倒したの。もう一度、毛布を頭から被って隠れた。
飲めないお酒に酔って、寝落ちなんてするんじゃなかったです。
胸中で両手を合わせ、思い違いでありますようにと、優しい神様にお願いをした。
「私を部屋まで運んでくれたのって、」
もしかしなくても……
「水無瀬さんですよ」
「ふえっ?(おかしな声出ちゃった)」
パズルのピースを合わせるかのような回答に、じんわり熱が込み上がる。
「〜〜〜っ!」
やらかしてもーた…………。
「お嬢様、心配無用です。ちゃんと門限に間に合いましたよ」
「そうでしたか………」
「はいっ。さすが水無瀬さんです(お姫様抱っこで帰って来たことは、黙っておきますね)」
「……………」
酔っ払いの介抱+お着替えまでしてもらった可能性が高い20歳。
好きな人に、一番見せてはいけない女の子の姿を晒してしまったんだ。
目眩が押し寄せて、ふら〜っとベッドへ体を倒したの。もう一度、毛布を頭から被って隠れた。
飲めないお酒に酔って、寝落ちなんてするんじゃなかったです。