恋病、発熱。〜私に冷たい婚約者、誰かに恋愛指数100みたいです〜
これまで、私が何度も『神殿からの手紙は届いてないかしら?』と気にしていたから、気を利かせてくれた執事が御者に託けてくれたらしい。
「……ああ。これは丁度良い。リディア。良かったな。これまで気になっていただろうから、すぐに開くと良い。僕も気になる」
「はい!」
レンブラント様の言葉に私は頷いて、すぐに手紙の封を開けた。
「あら……やはり、私は間違えて伝えられていたようです。謝罪してくれていますね」
手紙の出だしの言葉は平謝りと言える謝罪の言葉の連続だったので、私はやはりそうだったとレンブラント様を見て微笑んだ。
「それで、リディアの本当の能力(ギフト)の内容は何なんだ?」
「あ……はい。そうですね。えっと、私への……こ」
好感度を示す数値でした……?
私はパッと、レンブラント様の顔を見た。いいえ。実際には、彼の頭上にある数字を確認した。
そこには、最高値『100』が、ふよふよと浮いていた。
数字が見えるようになってこれまでに、レンブラント様以外に最高値を示していた人たちを思い返した。
「……ああ。これは丁度良い。リディア。良かったな。これまで気になっていただろうから、すぐに開くと良い。僕も気になる」
「はい!」
レンブラント様の言葉に私は頷いて、すぐに手紙の封を開けた。
「あら……やはり、私は間違えて伝えられていたようです。謝罪してくれていますね」
手紙の出だしの言葉は平謝りと言える謝罪の言葉の連続だったので、私はやはりそうだったとレンブラント様を見て微笑んだ。
「それで、リディアの本当の能力(ギフト)の内容は何なんだ?」
「あ……はい。そうですね。えっと、私への……こ」
好感度を示す数値でした……?
私はパッと、レンブラント様の顔を見た。いいえ。実際には、彼の頭上にある数字を確認した。
そこには、最高値『100』が、ふよふよと浮いていた。
数字が見えるようになってこれまでに、レンブラント様以外に最高値を示していた人たちを思い返した。