愛しい君へ

ゆっくりとわたしに近付いて来る藤崎社長。

そして、目の前までやって来ると、わたしの顎を片手でクイッとあげ、唇を重ねてきた。
それから、わたしの腰に手を回し、更に深く吸い付くようなキスをしてくる。

わたしは抵抗し、離れようとしたが、男性の力には敵わず、されるがままになっていた。

やっと唇が離れると、藤崎社長はわたしをお姫様抱っこして、寝室のベッドまで連れて行くと、わたしを押し倒し馬乗りになった。

「やめてください!」

そう言ってわたしが起き上がろうとすると、藤崎社長はわたしの両腕を押さえつけ、顔を近付けてきた。

「僕と結婚したいって女は山程いる。君は最終候補まで残ったんだ。光栄なことだと思いなさい。」

藤崎社長はそう言うと、再び唇を重ね、スカートの中に手を入れてきた。

足を必死に動かし、阻止しようとするが、藤崎社長は手慣れた手付きでストッキングと下着を脱がせてくる。

そして藤崎社長は耳元でこう囁いた。

「僕の準備は出来ている。君は大人しく股を開いててくれればいい。」

わたしはその言葉にドキッとした。
ヤバい、やられる。

藤崎社長は馬乗りになったまま、自分のズボンのベルトを外し、下半身を露わにした。
それに目を背けるわたし。

そして逃げる間もなく、脚を開かされ、両腕で押さえつけられた。

わたしが助けを求めようとすると、唇で塞ぎ、叫べないようにすると、藤崎社長は容赦無く、わたしの中に入ってきたのだ。

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