愛しい君へ

突然の侵入に、準備が出来ていないわたしの身体は苦痛を感じていた。

しかし、藤崎社長の動きは女の身体を知り尽くしているように滑らかで、自分でも徐々に中が解れていくのが分かった。

やだ、悔しい。

「ほら、だんだん気持ちよくなってきただろ?」

藤崎社長の動きは次第に激しくなり、わたしは声を殺すのに必死だった。

わたしの反応を見て楽しむように、藤崎社長は「我慢しなくていいんだよ?」と言いながら、奥の方まで突き上げてくる。

気付けば、わたしの頬には涙が伝っていた。

わたし、何やってるんだろ。
抵抗も出来ず、されるがままで。
藤崎社長のオモチャにされている気分だ。

そして藤崎社長は「ぁあ、、、そろそろイクよ。」と言い、動きが早くなったと思うと、急にわたしの上に倒れ込んできた。

わたしの耳元に藤崎社長の吐息がかかる。

藤崎社長は嬉しそうにフフッと笑うと、甘い声で「君、最終試験も合格だ。」と囁いた。

わたしはその言葉を聞き、更に涙が溢れてきた。
合格だなんて、最悪だ。

やっと解放されたわたしは放心状態になっていた。

その横でズボンを履き、ベルトを締めて帰る支度をする藤崎社長。

「明日、朝出勤したら、まず会長室に来なさい。待ってるよ。」

藤崎社長はそう言い残すと、わたしの家から出て行った。

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