最高難易度攻略対象者の溺愛お約束ルートに変更希望です!~恋愛下手過ぎて手伝ってもらうことになった転生ヒロインですが、色々と大変で誰か助けて欲しい~
だから、最初の時点ではジョヴァンニが気になっていたけれど、優しく身近で接してくれるレオナルドが好きになってしまい、それをなかなか言い出せずにいたと彼が知ってくれれば……?
レオナルドはジョヴァンニほどは察しは良い訳ではないけれど、話せばわかってくれる人だと私は知っていた。
「確かに、そうですね。ジョヴァンニ先輩……ありがとうございます!」
出口のない迷路に突破口が見つかり、嬉しくなった私が手を組んでお礼を言うと、ジョヴァンニは満足そうに頷いた。
「……フォンタナ公爵家で、誕生日を祝う夜会が開催されるはずだ。僕が招待状を用意しよう。ああいった華やかな場を嫌がってはいても、主役が欠席することは許されない。そこで、居ないはずのリンゼイが登場し、直接贈り物をすれば良いと思うんだよ」
「誕生日を、祝う誕生会……ですか」
さすが、王家に近い権力を持つフォンタナ公爵家……息子のお誕生日会に、豪華な夜会を開催……けど。
「ジョヴァンニ先輩。私……その、そういった場に相応しいドレスを持っていなくて……夜会には行けないんです……」
レオナルドはジョヴァンニほどは察しは良い訳ではないけれど、話せばわかってくれる人だと私は知っていた。
「確かに、そうですね。ジョヴァンニ先輩……ありがとうございます!」
出口のない迷路に突破口が見つかり、嬉しくなった私が手を組んでお礼を言うと、ジョヴァンニは満足そうに頷いた。
「……フォンタナ公爵家で、誕生日を祝う夜会が開催されるはずだ。僕が招待状を用意しよう。ああいった華やかな場を嫌がってはいても、主役が欠席することは許されない。そこで、居ないはずのリンゼイが登場し、直接贈り物をすれば良いと思うんだよ」
「誕生日を、祝う誕生会……ですか」
さすが、王家に近い権力を持つフォンタナ公爵家……息子のお誕生日会に、豪華な夜会を開催……けど。
「ジョヴァンニ先輩。私……その、そういった場に相応しいドレスを持っていなくて……夜会には行けないんです……」