【完結】アシュリンと魔法の絵本
アシュリンとリーリクル。 2話
それから、アシュリンたちはメイソンの家まで歩いていった。メイソンの家は湖畔にあり、アシュリンのおばあちゃんであるロッティが玄関をそうじしていた。孫に気付いたロッティは「あらまぁ」と目を丸くして微笑む。
「今日だったのねぇ。そっちの子はラルフくん?」
「は、はい。初めまして」
アシュリンはメイソンにずっと抱っこをされて移動してきたので、降ろしてもらい「おばあちゃん!」とロッティに駆けていった。
ロッティはアシュリンを抱きとめ、その頭を撫でている。
ぽん、とラルフの肩にメイソンが手を置いてから、歩き出した。ついてきなさい、というように。
「あの、これ、良かったら……」
ラルフは買ったおかしをロッティに差し出す。
「あらあら、お気遣いいただいて。ゆっくりしていってね」
にこりと笑うロッティは、人懐っこそうに見えた。おかしの箱を受け取って、アシュリンから離れて家の中に入っていく。アシュリンもそのあとに続いた。
「ラルフ! 入って入って!」
「う、うん……」
少し緊張したように、ラルフはメイソンとロッティが暮らしている家を見上げてから、家の中に足を踏み入れる。
「おじゃまします」
「こっちの家、久しぶりー!」
『ここがご主人さまのお母さんの実家なんですね!』
「そうだよー!」
家の中に入り、手洗い、うがいをするようにうながされた。
アシュリンとラルフはしっかりと手洗い、うがいをしてからリビングに向かう。
「……わぁ……」
「すごいでしょ! 湖が見放題!」
「今日だったのねぇ。そっちの子はラルフくん?」
「は、はい。初めまして」
アシュリンはメイソンにずっと抱っこをされて移動してきたので、降ろしてもらい「おばあちゃん!」とロッティに駆けていった。
ロッティはアシュリンを抱きとめ、その頭を撫でている。
ぽん、とラルフの肩にメイソンが手を置いてから、歩き出した。ついてきなさい、というように。
「あの、これ、良かったら……」
ラルフは買ったおかしをロッティに差し出す。
「あらあら、お気遣いいただいて。ゆっくりしていってね」
にこりと笑うロッティは、人懐っこそうに見えた。おかしの箱を受け取って、アシュリンから離れて家の中に入っていく。アシュリンもそのあとに続いた。
「ラルフ! 入って入って!」
「う、うん……」
少し緊張したように、ラルフはメイソンとロッティが暮らしている家を見上げてから、家の中に足を踏み入れる。
「おじゃまします」
「こっちの家、久しぶりー!」
『ここがご主人さまのお母さんの実家なんですね!』
「そうだよー!」
家の中に入り、手洗い、うがいをするようにうながされた。
アシュリンとラルフはしっかりと手洗い、うがいをしてからリビングに向かう。
「……わぁ……」
「すごいでしょ! 湖が見放題!」