【完結】アシュリンと魔法の絵本
アシュリンとお星さま。 1話
アシュリンはパチッと目を覚ました。朝になっているようで外は明るく、不思議な夢だったなぁと起き上がると、こつんとなにかに手が当たる。
「……あれっ?」
それは夢の中でラルフからもらった小瓶だった。
色とりどりの小さな星が入っている。アシュリンが「わぁ!」と歓声を上げると、眠っていたノワールがのっそりと起き上がって、ぐーんと伸びをしてからちょこんと座る。
「どうしたにゃん?」
「見て、ノワール! お星さまだよ!」
『おや、それは……こんぺいとうですね!』
「こんぺーとー?」
『あまいおかしですよ!』
おかし……と小瓶を両手で包み込むように持ち、視線を落とす。カラフルで小さな粒はちょっとだけトゲトゲしていて、本物のお星さまもこんな感じなのかなぁ? とアシュリンは考えた。
「……でも、どうしてこんぺいとうがあるにゃ? 昨日はなかったはずにゃ」
「この小瓶、夢でラルフからもらったのとそっくり!」
『夢ですか?』
本に問われて、アシュリンは夢の内容を話した。その内容にノワールと本はふんふんととうなずいて聞いて、ノワールが「不思議な夢にゃあ」とつぶやく。
「ね! 不思議だよね!」
でも楽しい夢でもあった。アシュリンはさっと魔法で身支度を整えると、テントの外に出て朝日をあびる。すーはーと深呼吸をして、軽くストレッチをしているとラルフも起きたようでテントから出てきた。
「……あれっ?」
それは夢の中でラルフからもらった小瓶だった。
色とりどりの小さな星が入っている。アシュリンが「わぁ!」と歓声を上げると、眠っていたノワールがのっそりと起き上がって、ぐーんと伸びをしてからちょこんと座る。
「どうしたにゃん?」
「見て、ノワール! お星さまだよ!」
『おや、それは……こんぺいとうですね!』
「こんぺーとー?」
『あまいおかしですよ!』
おかし……と小瓶を両手で包み込むように持ち、視線を落とす。カラフルで小さな粒はちょっとだけトゲトゲしていて、本物のお星さまもこんな感じなのかなぁ? とアシュリンは考えた。
「……でも、どうしてこんぺいとうがあるにゃ? 昨日はなかったはずにゃ」
「この小瓶、夢でラルフからもらったのとそっくり!」
『夢ですか?』
本に問われて、アシュリンは夢の内容を話した。その内容にノワールと本はふんふんととうなずいて聞いて、ノワールが「不思議な夢にゃあ」とつぶやく。
「ね! 不思議だよね!」
でも楽しい夢でもあった。アシュリンはさっと魔法で身支度を整えると、テントの外に出て朝日をあびる。すーはーと深呼吸をして、軽くストレッチをしているとラルフも起きたようでテントから出てきた。