【完結】アシュリンと魔法の絵本
ニーグルムは、アンディが座っていた場所の近くで丸くなっていた。
その上にはノワールが気持ちよさそうに眠っていて、むくりと起き上がったニーグルムから転がり落ちてキョトンとしている。
アンディのかばんの取っ手を口でつかみ、スタスタと持ってきた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
かばんからバケットを取り出して、バケットをスライスしてボウルの中に入れ、ひたす。そのあいだにフライパンとバターを取り出して、火にかける。
熱したフライパンにバターを入れて溶かし、ひたしたバケットをフライパンへ。アンディが魔法を使ったのか、ひたっていた時間は短かったが、しっかり中まで卵液がしみ込んでいた。
弱火でじっくりと焼いていく姿を見ながら、おいしそうな匂いにおなかはぐぅぐぅと空腹を主張している。トングでバケットをひっくり返しながら、「アシュリンのお腹は正直だな」とアンディがやさしく微笑む。
じっくりと焼いて、お皿を用意するとその上に乗せていく。大きなフライパンで焼いたので、二人分があっという間にできた。
アンディがテーブルまで運び、アシュリンは自分のリュックからサラダとドレッシング、果物を取り出す。
テーブルの上に並べると、アンディが目を丸くして彼女を見た。
「野菜、食べられるようになったんだ?」
「あれからもう、三年も経っているんだよ、お兄ちゃん」
その上にはノワールが気持ちよさそうに眠っていて、むくりと起き上がったニーグルムから転がり落ちてキョトンとしている。
アンディのかばんの取っ手を口でつかみ、スタスタと持ってきた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
かばんからバケットを取り出して、バケットをスライスしてボウルの中に入れ、ひたす。そのあいだにフライパンとバターを取り出して、火にかける。
熱したフライパンにバターを入れて溶かし、ひたしたバケットをフライパンへ。アンディが魔法を使ったのか、ひたっていた時間は短かったが、しっかり中まで卵液がしみ込んでいた。
弱火でじっくりと焼いていく姿を見ながら、おいしそうな匂いにおなかはぐぅぐぅと空腹を主張している。トングでバケットをひっくり返しながら、「アシュリンのお腹は正直だな」とアンディがやさしく微笑む。
じっくりと焼いて、お皿を用意するとその上に乗せていく。大きなフライパンで焼いたので、二人分があっという間にできた。
アンディがテーブルまで運び、アシュリンは自分のリュックからサラダとドレッシング、果物を取り出す。
テーブルの上に並べると、アンディが目を丸くして彼女を見た。
「野菜、食べられるようになったんだ?」
「あれからもう、三年も経っているんだよ、お兄ちゃん」