すずのおはなし

東雲色のすず

俺はすずだ。

今日はあいつがやってきた。

「すずちゃ〜ん!ご飯ですよ〜」

お母さんがこいつに俺のお世話を頼んだらしい。


オッサンと言われる人間のオスだ
浩介でもこんな猫撫で声を出さない

ご飯を食べていると
顔を近づけて見てくる
圧がすごい
それに近い
やめろ

前足で顔を踏んづけてやった

「す〜ず〜ちゃ〜ん」
怖い
余計ニヤニヤした
なんだ ゾッとする

ご飯を食べて逃げよう

「すずちゃ〜ん!食後の運動!猫じゃらしだよー」

ちっ
相手してやるか

ハッハッハッハ
このキラキラの羽!
大すきー!
ふはー!

「すずちゃん〜素敵♡」

山城いいやつだけど

お母さん
早く帰ってきてくれ
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

しるべ
donabe/著

総文字数/55,293

恋愛(キケン・ダーク)92ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop