大嫌いな王子様 ー前編ー
ep.25 真夜中の女子会
先にみっちゃんをお風呂に案内。
部屋に戻ろうとした時、暁斗くんに会った。
「暁斗くん、今日な色々…ごめんなさい」
ぽすっと私の頭に手を置いた暁斗くん。
「なんでいおも謝ってんの?謝る奴はあのゴミクズ野郎だけだろ」
ゴミクズ!!
最低な言葉使ってますよ!!!
「お泊まり…よかったの?」
「いおなら、アイツのそばにいたいって言うだろうなぁと思ったし、それに」
「言ったろ?いおの大事な奴は俺にとっても大事なんだよ」
あぁ、この人はなんでこんなにもドキドキさせるんだろう。
「みっちゃんは?」
「今お風呂だよ」
「ふーん…」
手を引っ張られて連れてこられたのは、暁斗くんの部屋。
「暁斗くん、どうしたの?」
暁斗くんは返事をすることなく、ゆっくりと私の顔に近づきキスをした。
「わわ!暁斗くん!?」
「俺だけだった?キスしたかったのって」
そんなわけないってわかってるくせに!!
「暁斗くんの意地悪…」
ははっと暁斗くんが笑う。
最近笑ってくれることが増えたな。
「俺、花火大会初めてだったんだけど」
「そうなの!?」
「そっ。また“初めて”を一緒に過ごせて嬉しかったのは俺だけ?」
おわ〜!!
甘々暁斗くんだ!!
「そんなことないよ!!一緒に花火見れて私も嬉しかったよ!!」
暁斗くんが私のほっぺに触れる。
「浴衣もマジ可愛い」
暁斗くん、なんかの病気!?
そんなことを思ってしまうぐらい甘々で、その甘々モードに溺れてしまいそうな自分がいる。
キス…したい
私は目を瞑ってゆっくり暁斗くんの顔に近づく。
バンッ!!!
「暁兄〜!伊織が部屋にいないんだけど!…って、ここにいたんだ」
私は暁斗くんを突き飛ばし、間一髪和希くんに見られずに済んだ。
「和希くん!どしたの!?」
「伊織声大きい…暁兄はなんで倒れてんの?」
私が突き飛ばしたせいで、また後頭部をぶつけた様子。
「いお…俺を殺す気か……?」
さっきの甘々モードはどこへやら、ブチギレモードになってます!
「ごめんね!だって…」
いきなりドアが開いたから…!
「和希何度言えばわかんだよ。ノックしろって言ってんだろ」
「別に兄弟でノックとかいらなくない?」
「いるんだよ。次しなかったらしばくからな」
まだドキドキがおさまらない。
「和希くん、私を探してたの?」
「あーそうだった!伊織の浴衣姿、カメラで撮りたいなと思って♪」
「は!?」
この【は!?】は私。
「撮らなくていいよ!恥ずかしいし!」
「なんで〜。可愛いし似合ってんじゃん」
和希くんもさらっと可愛いとか言ってくれる。
「撮んな。撮ったら殺す」
このひと言で撮るのをやめた和希くん。
「私、みっちゃん迎えに行ってくるね」
そろそろお風呂上がる頃かも。
私は暁斗くんの部屋を後にした。
部屋に戻ろうとした時、暁斗くんに会った。
「暁斗くん、今日な色々…ごめんなさい」
ぽすっと私の頭に手を置いた暁斗くん。
「なんでいおも謝ってんの?謝る奴はあのゴミクズ野郎だけだろ」
ゴミクズ!!
最低な言葉使ってますよ!!!
「お泊まり…よかったの?」
「いおなら、アイツのそばにいたいって言うだろうなぁと思ったし、それに」
「言ったろ?いおの大事な奴は俺にとっても大事なんだよ」
あぁ、この人はなんでこんなにもドキドキさせるんだろう。
「みっちゃんは?」
「今お風呂だよ」
「ふーん…」
手を引っ張られて連れてこられたのは、暁斗くんの部屋。
「暁斗くん、どうしたの?」
暁斗くんは返事をすることなく、ゆっくりと私の顔に近づきキスをした。
「わわ!暁斗くん!?」
「俺だけだった?キスしたかったのって」
そんなわけないってわかってるくせに!!
「暁斗くんの意地悪…」
ははっと暁斗くんが笑う。
最近笑ってくれることが増えたな。
「俺、花火大会初めてだったんだけど」
「そうなの!?」
「そっ。また“初めて”を一緒に過ごせて嬉しかったのは俺だけ?」
おわ〜!!
甘々暁斗くんだ!!
「そんなことないよ!!一緒に花火見れて私も嬉しかったよ!!」
暁斗くんが私のほっぺに触れる。
「浴衣もマジ可愛い」
暁斗くん、なんかの病気!?
そんなことを思ってしまうぐらい甘々で、その甘々モードに溺れてしまいそうな自分がいる。
キス…したい
私は目を瞑ってゆっくり暁斗くんの顔に近づく。
バンッ!!!
「暁兄〜!伊織が部屋にいないんだけど!…って、ここにいたんだ」
私は暁斗くんを突き飛ばし、間一髪和希くんに見られずに済んだ。
「和希くん!どしたの!?」
「伊織声大きい…暁兄はなんで倒れてんの?」
私が突き飛ばしたせいで、また後頭部をぶつけた様子。
「いお…俺を殺す気か……?」
さっきの甘々モードはどこへやら、ブチギレモードになってます!
「ごめんね!だって…」
いきなりドアが開いたから…!
「和希何度言えばわかんだよ。ノックしろって言ってんだろ」
「別に兄弟でノックとかいらなくない?」
「いるんだよ。次しなかったらしばくからな」
まだドキドキがおさまらない。
「和希くん、私を探してたの?」
「あーそうだった!伊織の浴衣姿、カメラで撮りたいなと思って♪」
「は!?」
この【は!?】は私。
「撮らなくていいよ!恥ずかしいし!」
「なんで〜。可愛いし似合ってんじゃん」
和希くんもさらっと可愛いとか言ってくれる。
「撮んな。撮ったら殺す」
このひと言で撮るのをやめた和希くん。
「私、みっちゃん迎えに行ってくるね」
そろそろお風呂上がる頃かも。
私は暁斗くんの部屋を後にした。