大嫌いな幼馴染と婚約!?〜断ろうと思っていたのに彼の謝罪と溺愛に搦めとられました〜
「あれは喉乾いて……冷蔵庫覗いたら珍しいものがあったから、興味本位で手に取っただけで……そんな意図はなかったんだ。第一、侑奈に泣かれるまで侑奈が作ったって知らなかったし」
「そうなんですか? やだ。それなら、そうと言ってくださいよ。私、ずっと誤解しちゃってました」
「言おうとしたよ。でも俺のこと突き飛ばして逃げたの誰だよ」
あははと笑う侑奈に力が抜けて、キッチンの床に座り込む。項垂れる隆文に彼女は同じように床に座り頭を撫でてくれた。
「ごめんなさい。あのときはまだ隆文のことを誤解してたんです。フレーバーウォーター作ってあげるから元気出してください」
「無理。侑奈からキスしてくれないと立ち直れない」
「え……」
どさくさに紛れて、調子に乗るなと怒られそうなお願いをしてみると、侑奈の顔が瞬く間に真っ赤に染まる。あたふたと慌てはじめたかと思うと、ぎゅっと目を瞑って頬にキスをしてくれた。
その瞬間隆文は、気がつくと侑奈の頬に手を添えて唇を奪っていた。
「んっ」
侑奈の体が強張ったのは一瞬で、拒絶はされなかった。ホッとするのと同時に体が熱くなる。
侑奈が欲しい。
「そうなんですか? やだ。それなら、そうと言ってくださいよ。私、ずっと誤解しちゃってました」
「言おうとしたよ。でも俺のこと突き飛ばして逃げたの誰だよ」
あははと笑う侑奈に力が抜けて、キッチンの床に座り込む。項垂れる隆文に彼女は同じように床に座り頭を撫でてくれた。
「ごめんなさい。あのときはまだ隆文のことを誤解してたんです。フレーバーウォーター作ってあげるから元気出してください」
「無理。侑奈からキスしてくれないと立ち直れない」
「え……」
どさくさに紛れて、調子に乗るなと怒られそうなお願いをしてみると、侑奈の顔が瞬く間に真っ赤に染まる。あたふたと慌てはじめたかと思うと、ぎゅっと目を瞑って頬にキスをしてくれた。
その瞬間隆文は、気がつくと侑奈の頬に手を添えて唇を奪っていた。
「んっ」
侑奈の体が強張ったのは一瞬で、拒絶はされなかった。ホッとするのと同時に体が熱くなる。
侑奈が欲しい。