👢 ブーツに恋して 👢 ~男と女、ブーツとブーツ、二つの恋の物語~ 【新編集版】
今度は下りで、着くとまた歩き出したが、10歩ほどで立ち止まった。
すると、紙袋が持ち上がり、平らな所に置かれたと思ったら、誰かと話し始めた。
修理を依頼しているようだったのでホッとしたが、それも束の間、いきなり、黒く汚れた大きな手が紙袋に入ってきた。
止めろ!
そんな手で触るな!
しかし、逃げる間もなくしっかり掴まれて紙袋から出され、カウンターの上に置かれた。
視界が一気に開けた。
見上げると、少し汚れたエプロンをした男がご主人と向かい合っていた。
「う~ん、ちょっと時間がかかるかも知れませんね。3日ほどいただいてもよろしいですか?」
するとご主人は「3日もですか?」と驚いたような声を出したが、男が何も返事をしないので、仕方なさそうに「お願いします」と小さな声で言って、修理代金を払い、預かり書を受け取った。
そして、背中を向けて遠ざかっていった。
すると、紙袋が持ち上がり、平らな所に置かれたと思ったら、誰かと話し始めた。
修理を依頼しているようだったのでホッとしたが、それも束の間、いきなり、黒く汚れた大きな手が紙袋に入ってきた。
止めろ!
そんな手で触るな!
しかし、逃げる間もなくしっかり掴まれて紙袋から出され、カウンターの上に置かれた。
視界が一気に開けた。
見上げると、少し汚れたエプロンをした男がご主人と向かい合っていた。
「う~ん、ちょっと時間がかかるかも知れませんね。3日ほどいただいてもよろしいですか?」
するとご主人は「3日もですか?」と驚いたような声を出したが、男が何も返事をしないので、仕方なさそうに「お願いします」と小さな声で言って、修理代金を払い、預かり書を受け取った。
そして、背中を向けて遠ざかっていった。