【完結】冷酷なハズの騎士様が、何故か私を溺愛してきます…(´・∀・)?

18 二人目のご友人

次の日、2人目となるお客様が現れた。

それは、何と隣国の王女ローナ=ベルベット様だった。

ローナ=ベルベット。
ベルベット国の第2王女。
その美貌は世界中に轟くほどに美しく、世界から求婚が舞い込んでいるらしいが、本人はまだ結婚する気はないと公言している。

まぁ、紹介をするならばそんな感じだ。

レイゼン様、ゼクス様、ローナ様…

この3人は一体どんな関係で結ばれているのか???
私にはさっぱり分からなかった。

「ローナ、久しいな。」

「そうねぇ、百年ぶりかしらー?
年取ったわね、レイゼン。」

軽口を叩くローナ様に、レイゼン様は怒る風でもなく応接室へ案内した。

「初めまして。
キャメラさん。
ローナ=ベルベットですわ。
…と言っても、もう知ってるのかしらね?」

ローナ様は百合が咲いたように美しく笑いながら、そう言った。

「は、は、はい。
キャメラ=シャンデリアでございます…!

まさか、ローナ王女が…あわわわ…」

自分でも何を言っているか、よく分からない。

「ふふふ。
私は単なるレイゼンの古い友達なのですからね。
そう緊張なさらないで。
可愛いらしいお方…」

ローナ様。

「ローナ、あまりからかうな。
キャメラはすぐに何でも本気にする。」

むすっとして言うレイゼン様の言葉に、流石にカチンときた。

「あら、何でもとは?
私がいつ何を、何時何分に間に受けたのですか!?」

「はぁぁぁあ…
だから、女というものは…」

深いため息を吐くと、レイゼン様はローナ様と折り入って話があると、また言った。
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