【完結】冷酷なハズの騎士様が、何故か私を溺愛してきます…(´・∀・)?
35 恐ろしい事
私が目を覚ますと、レイゼン様に抱きしめられていた。
「レ、レイゼン様…?」
私は確かゼクス様の城に行ったはず…
そして、紅茶に眠り薬を混ぜられて…
だけど、確かに今私はレイゼン様の腕の中にいる。
「そなたが何故ゼクスの所へ行ったのかは問わぬ…
だが…
もう行くな…」
「も、申し訳ありません…!
レイゼン様には秘密があり、それを教えると言われて…つい…」
「それは、いずれ俺の口から言う。」
レイゼン様はきっぱりとおっしゃった。
そうよね…
やはり、他人などにレイゼン様の秘密を聞いてはいけない…
レイゼン様が私を抱きしめる腕を解いたので、私は席に座り直し、夜の外の景色をぼんやりと見ていた。
そして、その時…
恐ろしい事に気づいてしまったのだ…!
そう、窓には私の顔が映っているが、レイゼン様だけ映っていなかった…
ヒィッ!
レイゼン様は…そう…
"吸血鬼"だったのだ…!
私は真っ青になったが、ここで騒ぎ立てるのはまずいのもよく心得ていた。
何も知らないように振る舞わなくては…!
「どうした、キャメラ?
まだ、顔色が悪いようだが…?」
レイゼン様が気遣っておっしゃる。
「へ、平気ですわ。
まだ、眠り薬が残っているのかもしれません…」
「そうか…
ファフィット城に戻ったら少し眠ると良い。」
レイゼン様は私の頬に手を這わすと、そう言った。
に、に、逃げなくては…!
実家…
そうだ、とりあえずは実家に…!
そう思った。
「レ、レイゼン様…?」
私は確かゼクス様の城に行ったはず…
そして、紅茶に眠り薬を混ぜられて…
だけど、確かに今私はレイゼン様の腕の中にいる。
「そなたが何故ゼクスの所へ行ったのかは問わぬ…
だが…
もう行くな…」
「も、申し訳ありません…!
レイゼン様には秘密があり、それを教えると言われて…つい…」
「それは、いずれ俺の口から言う。」
レイゼン様はきっぱりとおっしゃった。
そうよね…
やはり、他人などにレイゼン様の秘密を聞いてはいけない…
レイゼン様が私を抱きしめる腕を解いたので、私は席に座り直し、夜の外の景色をぼんやりと見ていた。
そして、その時…
恐ろしい事に気づいてしまったのだ…!
そう、窓には私の顔が映っているが、レイゼン様だけ映っていなかった…
ヒィッ!
レイゼン様は…そう…
"吸血鬼"だったのだ…!
私は真っ青になったが、ここで騒ぎ立てるのはまずいのもよく心得ていた。
何も知らないように振る舞わなくては…!
「どうした、キャメラ?
まだ、顔色が悪いようだが…?」
レイゼン様が気遣っておっしゃる。
「へ、平気ですわ。
まだ、眠り薬が残っているのかもしれません…」
「そうか…
ファフィット城に戻ったら少し眠ると良い。」
レイゼン様は私の頬に手を這わすと、そう言った。
に、に、逃げなくては…!
実家…
そうだ、とりあえずは実家に…!
そう思った。