恋愛なんてしない
香奈も普通に溶け込んで周りの人と話している。
先輩と香奈のおかげで私も普段あまり話さない人と話すことが出来た。
意外にも落ち込んでいた気分も気が紛れ、お開きの時間になった。
「なあ、2次会行かない?」
「いいんですか?せっかくだし瑞希いかない?」
香奈も誘ってくれたので、最後に話していたメンバーで2次会に行くことに。
「無理しなくてもいいんだよ?」
店を出る時、先輩が気にかけて声を掛けてくれた。
「大丈夫です。みなさんと話している方が気が紛れます。」
「ならよかった。」
先輩は少し心配そうな顔をしながらもニコニコと笑ってくれる。
2次会の場所は落ち着いたバーで行われた。
各々が話したいことを話して、仕事のことやプライベートな事、家庭の話などをして過ごしていた。
みんな話がおもしろくて、お酒も進む。