恋愛なんてしない
え、寝た?
何とかベッドを出ようとしたものの、がっちりとホールドされていて動くことが出来ない。
最初は何とか抜け出そうとしていたものの、諦めてじっと待つ。
でも私もだんだんと眠くなってしまって、気づけば重たくなる瞼に私も眠ってしまっていた。
目を覚ますと、私をじっと見つめている先輩と目が合った。
「あ、おはようございます。」
「おはよう。ごめん寝ちゃって。」
「いえ、大丈夫です。」
あのまま2人して爆睡してしまったようで、気づけばお昼をとっくに過ぎていた時間に目覚めた。
とりあえずベッドから出て、リビングへ。
ソファに座った先輩にコーヒーを出す。
「さんきゅ。」
昨日、家に帰ってきたまま眠ってしまったので先輩に断りを入れてからシャワーを浴びる。
リビングに戻るとスマホを見ている先輩。