一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
ほのちゃんがそっと耳打ちする。
あたしが、浅丘君に…!
「うん!…渡してくる!」
今浅丘君は顧問の先生と話に職員室に行ってるから、帰り道に渡そう!
そしてそして、久々の二人きりの帰り道。
いつもは自転車だけど今は怪我をしてるから歩いてる。
隣を歩くその距離にはいつもドキドキする。
いつ渡そう…
「あ、浅丘君!あの、これ…」
あたしはお守りを差し出した。
それはたまたまあたしが作ったやつで、少し糸がほつれちゃってる。
「すげえ…嬉しい!ありがとな!いち…じゃなくて、」
浅丘君の笑顔、大好き。
「愛!」
名前を呼んで、ただそれだけなのに胸がギュッてなる。
「絶対怪我治して次の試合には出るから、…見ててな。」
あたしは大きく頷く。
そして近づく、浅丘君の顔…!!!
これはまさかの、まさかの人生二回目の…
あたしはそっと目を閉じた。
あたしが、浅丘君に…!
「うん!…渡してくる!」
今浅丘君は顧問の先生と話に職員室に行ってるから、帰り道に渡そう!
そしてそして、久々の二人きりの帰り道。
いつもは自転車だけど今は怪我をしてるから歩いてる。
隣を歩くその距離にはいつもドキドキする。
いつ渡そう…
「あ、浅丘君!あの、これ…」
あたしはお守りを差し出した。
それはたまたまあたしが作ったやつで、少し糸がほつれちゃってる。
「すげえ…嬉しい!ありがとな!いち…じゃなくて、」
浅丘君の笑顔、大好き。
「愛!」
名前を呼んで、ただそれだけなのに胸がギュッてなる。
「絶対怪我治して次の試合には出るから、…見ててな。」
あたしは大きく頷く。
そして近づく、浅丘君の顔…!!!
これはまさかの、まさかの人生二回目の…
あたしはそっと目を閉じた。