一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
complex:30
えー、時は流れ、今日は3月2日です。
いや、流れすぎだろ!っていうツッコミは置いといて…
「グスッ…グスッ…」
「おいおい、泣くなよ、律兄。」
「だっ、だって…真!!真が今日から…ううっ…」
鼻を真っ赤にして号泣中なのは相変わらず泣き虫のりっちゃん。
そんなりっちゃんにつられて、あたしも少し鼻の奥が深くツンとしてきたから、それを隠すように下を向いた。
「真兄、元気でね!東京、遊びに行くから観光案内してよ!俺、まだ日本に来てから東京行ったことないんだから!」
りっちゃんほどでもないけど少し目を潤ませているのは直君。
なんだかんだ喧嘩も多かったこの二人だけど一緒にゲームをしたり、直君の受験勉強を見てあげたりしてたからね。
「東京ってこっちより漫画とか雑誌が早く出るんだよね?」
いつも通り、冷静クールな玲。
だけどあたしは知ってるよ、本当は玲が、すっごく寂しく思ってるの。
いや、流れすぎだろ!っていうツッコミは置いといて…
「グスッ…グスッ…」
「おいおい、泣くなよ、律兄。」
「だっ、だって…真!!真が今日から…ううっ…」
鼻を真っ赤にして号泣中なのは相変わらず泣き虫のりっちゃん。
そんなりっちゃんにつられて、あたしも少し鼻の奥が深くツンとしてきたから、それを隠すように下を向いた。
「真兄、元気でね!東京、遊びに行くから観光案内してよ!俺、まだ日本に来てから東京行ったことないんだから!」
りっちゃんほどでもないけど少し目を潤ませているのは直君。
なんだかんだ喧嘩も多かったこの二人だけど一緒にゲームをしたり、直君の受験勉強を見てあげたりしてたからね。
「東京ってこっちより漫画とか雑誌が早く出るんだよね?」
いつも通り、冷静クールな玲。
だけどあたしは知ってるよ、本当は玲が、すっごく寂しく思ってるの。