一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
そんなの、嬉しい!

「ごめんな、…こんなの、かっこ悪いよな。」

あたしは横に首を振った。

「ごめんね、あたしこそ。」

そうだよね、勝手にべらべら話されたら嫌だよね。

気をつけよう!


そんな嬉しい出来事があり、やってきた小樽のオルゴール博物館。

大きなものから小さなものまで、たくさんある。

女子勢は興味津々な感じたけど、男子勢はそうでもなさそう。

「あたしこの曲好き!買っちゃおうかなー。」

ほのちゃんが小さいのを手にとる。

あたしも、ほしいなぁ。

でもあんまりここで使っちゃったら、後でおみやげかえなくなっちゃうし。

「長くなりそうだから、俺達外で待ってるねー。」

葉ちゃんがそう言うとゾロゾロ出て行ってしまった。

「で、はるひちゃんはいつ仲直りするの?」

さすが、鋭いほのちゃん。

玲とはるひちゃんがギクシャクしてたのをもう見抜いてる。

「…仲直りっていうか、あたしが一方的に怒らせちゃっただけだから…」
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