一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
complex:9
なんやかんやで修学旅行も三日目。
明日で終わっちゃう。
今日は札幌市内観光。
そして夜は展望台に登って夜景を見る予定。
相変わらずはるひちゃんと玲は気まずそうなまま。
というより、玲が冷たすぎ!
あれから一言も話していないらしい。
「一ノ瀬!」
ロビーで肩に手を置かれた。
「浅丘君…」
「今日も、一緒にまわるんだよな、俺らの班と…」
せっかくの修学旅行なのに、浅丘君と全然進展どころか二人きりにもなれていない。
「うん!」
それになんと今日はついに、いよいよ梨子ちゃんが杉本君に告白するらしい!
これはとてもワクワクドキドキ。
このいい雰囲気を見て玲とはるひちゃんも仲直りできればいいんだけど。
「あのさ、…少しでいいから、…二人で観光したい…」
うつむき気味に言った浅丘君。
途端に心臓が大きく鳴り出す。
「あたしも!…二人で回りたいです!」
明日で終わっちゃう。
今日は札幌市内観光。
そして夜は展望台に登って夜景を見る予定。
相変わらずはるひちゃんと玲は気まずそうなまま。
というより、玲が冷たすぎ!
あれから一言も話していないらしい。
「一ノ瀬!」
ロビーで肩に手を置かれた。
「浅丘君…」
「今日も、一緒にまわるんだよな、俺らの班と…」
せっかくの修学旅行なのに、浅丘君と全然進展どころか二人きりにもなれていない。
「うん!」
それになんと今日はついに、いよいよ梨子ちゃんが杉本君に告白するらしい!
これはとてもワクワクドキドキ。
このいい雰囲気を見て玲とはるひちゃんも仲直りできればいいんだけど。
「あのさ、…少しでいいから、…二人で観光したい…」
うつむき気味に言った浅丘君。
途端に心臓が大きく鳴り出す。
「あたしも!…二人で回りたいです!」