一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
って、浅丘君の顔、近い!
「…っ…」
顔を見合わせて、また目をそらす。
恥ずかしい…
「一ノ瀬…」
な、なにこれ!
浅丘君の手が!
手があたしのほっぺに!
こ、これは…まさかの!
ベタベタすぎるけど、これもひとつの憧れだったシチュエーション。
観覧車のてっぺんで、キス!!
どうしよう!!
目を閉じたほうがいいの!?
いや、普通漫画でもドラマでもみんな閉じてるよね?
こんなことなら昨日ほのちゃんに聞いておくんだった!
でも覚悟を決めなくちゃ。
あたしはぎゅっと目をつむった。
…あら?
何もない?
恐る恐る目を開けると、そこには顔が真っ赤の浅丘君。
「ご、ごめん!俺、何やって…」
浅丘君が勢いつけて向かいの椅子に座り直したからゴンドラが少し揺れた。
「ごめん、お兄さんのと約束、破りそうだった…ほんとごめんな!」
いや、あの…
いなくてもりっちゃんに邪魔されるって、どんだけなのよ!
「…っ…」
顔を見合わせて、また目をそらす。
恥ずかしい…
「一ノ瀬…」
な、なにこれ!
浅丘君の手が!
手があたしのほっぺに!
こ、これは…まさかの!
ベタベタすぎるけど、これもひとつの憧れだったシチュエーション。
観覧車のてっぺんで、キス!!
どうしよう!!
目を閉じたほうがいいの!?
いや、普通漫画でもドラマでもみんな閉じてるよね?
こんなことなら昨日ほのちゃんに聞いておくんだった!
でも覚悟を決めなくちゃ。
あたしはぎゅっと目をつむった。
…あら?
何もない?
恐る恐る目を開けると、そこには顔が真っ赤の浅丘君。
「ご、ごめん!俺、何やって…」
浅丘君が勢いつけて向かいの椅子に座り直したからゴンドラが少し揺れた。
「ごめん、お兄さんのと約束、破りそうだった…ほんとごめんな!」
いや、あの…
いなくてもりっちゃんに邪魔されるって、どんだけなのよ!