深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と
1章 11月のある日

 彼を初めてあのコンビニで見かけたのは十一月の初めだった。その頃の私は行き場所を無くしていたし、肌寒い季節も手伝って人肌が恋しくなっていたんだ。


 21時半塾の8限目の授業がが終わった。
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