深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と

 外は相変わらず雨が降っている。

私の小さな折りたたみ傘だと背負っているリュックが濡れそうだ。

こういう日に限って多希くんはバイクだし、仕方なく私は塾から駅に向かって歩く。

街の看板の灯や車のライトで雨粒が照らされて綺麗だな。
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