深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と
「よっナッティー!いつものコーヒーセットね」
「うんそれで、カンくん…」
シェフ件ウェイターのカンくんは、お冷をさし出すと店の奥に消えていった。
「はいコーヒーセット、今日はシアトルドックにしてみたんだ」
そう言ってカンくんは私の向かいの席に座る、この店はなんと言うか、間違えて違う星の都市のファミレスに迷い込んだみたいな感じがする。
だってカンくんはシェフ件ウェイターで仕事中で、まだ全然お客さんがいるのに、お構いなしに私の席にやってきて料理の感想を求めてる。
けれどここに通い出してもうすぐ三ヶ月、もう慣れたと言うか、オーバースリーブに馴染んできた。