深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と
 老人は本を開いてヘンテコな図を指さす。

「マイクロフォーサーズは大陸や星と言った概念がない。

お前さんには斬新かつ新鮮に聞こえるじゃろうが、このマイクロフォーサーズが一つの宇宙であってそれを大気や星と言ったものが隔てると言うことがないんだ。

そしてこの大陸と言った概念がないと言うのは、地面が少しずつ移動していて、またその先に大陸が途切れたり空があったりとその境界がはっきりしないのだ。

まぁ実際に見てみるしか納得できないだろうが」

 私はうまくそれが飲み込めなかった。
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