深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と
10章 アデス
       〜〜〜

 アデスと言われる少年が手を差し出すけれどそれを無視して、板に乗ってなんとか動かそうとすけれどさっきみたいに上手く浮んでくれない。

「それじゃダメだよ、呼吸が乱れてる、深呼吸して」

アデスは吸ってー吐いてーと内科の医者みたいなことをしだす、私は無視していたけれど板は浮かない。

結局ゆっくりとアデスの呼吸を真似て深呼吸をすると板が浮き出した。

「すごい!」

ただ板を浮かしただけなのに思わず声に出た。
< 41 / 52 >

この作品をシェア

pagetop