深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と

 けれどどうやって元の宇宙に戻るの?

アデスの方を見るけれど、「まぁ着いて来なよ」と言わんばかりにこっちを見るだけだ。

「ねぇ!アデス!なんとか言いなさいよ!」

けれどもアデスは黙ったままだ、何なのよ、なんで無視するの?

浮遊する板で丘を登りながら、こっちの世界の入り口になった倉庫のトタン屋根指す。
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