深夜のコンビニでここ(現実)に居ない君と

 その頃の私はクラスの中でも比較的目立っていたし、友達も少なくなかった。

私が望んだ訳じゃなかったけれど、よく人からは明るく元気な子って言われていた。

実際通知表の一言にも担任からそう書かれていた。

多分その時の私の生活に、みんなが望んでいる平均的なものはほとんど揃っていたんだと思う。

つまり不足なく安定した青春を持っていた、と言っていいんだろう。
< 6 / 52 >

この作品をシェア

pagetop