恋しちゃってもいいですか?
そしてその日の休み時間,俺は結愛たちと話していたら王子様がやってきた。
「俺,お前らと仲良くなりたいんよな。なあなあ。俺も友達になってもいい?」
「こーとーわーる!!」
洸がでっかい声で叫んだ。
「なんで?いいやん。」
コイツメンタル強いな。断るって言われてもズカズカ来るやん。普通引き下がるはずやのに。頼むから委員長学校来てくれよー。
「理由言ったろっか?それは…お前が周りからチヤホヤされてるからだ!!!」
はっ?という顔をされる。そりゃそうか。
「チヤホヤ?俺が?そんなわけないやん。なんかの間違いちゃう?俺だって自分が信頼してる人しか見ないし話さんし。赤の他人とか興味のない人間なんていちいち見いひんで?」
王子…お前割と辛辣な性格してるんやな。
「…気に入った!」
え?洸お前何言ってんの?さっきまであんなに嫌ってたのに。
「今のお前の話を聞いてる限り,お前は俺らと気が合いそうな気がする。」
まあ,確かに。
「よって俺からによる友達昇格試験にお前は合格だ!今日からお前は俺たちの友達!仲良くしようではないか!」
「やったー!俺光畑優希。扇陵中学出身。あだ名は優希で。よろしく!」
「俺は寺橋洸だ。お前の一生の友になろう。」
「…ああ。俺からもお願いする。」
いや王子…優希ノリいいな。洸の謎劇場に乗ってくれてる。コイツおもろいわ。人は見かけによらんってのはこのことか。優希が俺らと友達になったその流れで委員長である佐野翔真とも仲良くなり,お昼も仲良く食べた。明日から部活が始まる。どんな奴が来るんだろうか?
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