恋しちゃってもいいですか?
「え?俺に元カノ?ないないない。俺がおるわけないやん。何言ってんの伊織?」
そうやって笑う優希。ハァ〜…俺,聞く相手ミスったかもしれん。めっちゃ恋愛経験豊富そうやのに…。勝手にそうやと思い込んでた俺がアホやった。クソッ…コイツなら元カノ2人はおると思ったのにぃ!!まさかおらんなんて誰が思うか!こんなに女子にキャーキャー言われてんのに元カノおらんとか想像つくわけないやん。
「え?なになに?好きな子おんの?」
「お,おらん!!」
「え〜おるんちゃうん?誰々?」
「絶対言わん?誰にも?」
「うん!」
めっちゃ明るく返事する。これ絶対言うやつやん。あとコイツ,顔は他人より整ってて大人っぽいのに性格めっちゃガキやん。優希は翔真と幼馴染って前聞いたけど翔真ずっとこんな奴の相手しとってんな。大変やな。
「なぁ誰って。教えてやぁ。」
「だからおらんって言ってるやろ!」
「それ絶対おるやつやん!なあ教えてやぁ。言うまで俺付き纏うで?」
コイツ小学生か!ただ身長鬼デカくしたガキやんか!ホンマに高校生か…優希。
「分かった。正直に言うわ。」
「お?やっと口破りますか?」
「その代わり…。」
「なんや?」
俺はこういうとき絶対他人に負けへん勝負を持ちかける。
「今から俺逃げるからチャイム鳴るまでに俺を捕まえることできたら全部話すわ。」
「いいで!俺結構足には自信あるしな。」
そう,大体皆んなそれを言う。ただ,ホンマの俺を知ってる奴は絶対そんなこと言わん。優希はまだホンマの俺を知らん!
「伊織お前50m走何秒なん?俺一応6秒前半あるで?」
はい来た俺の勝ち〜。
「俺は…。」
言う前に俺は駆け出した。
「5.5!」
そして全力で逃げる。廊下ダッシュはめっちゃスピード出るから良き良き。
「は!?ちょっお前待てって!なあ。それ聞いてへんって。ちょ…そんなん…追いつけるかー!!」
「アホ〜!俺に足で勝てると思うな。ちなみに俺スピードも体力もあるからなぁ〜。」
「はぁー!?なあそれ反則やって。そんな速いなんて俺聞いてへんし。なあ。一旦止まれって!!!伊織この野郎ー!!!」
そして散々追いかけっこした後俺はチャイムが鳴るギリギリに教室に戻り,優希は見事に授業を遅刻した。そしてそのときの授業が担任がする英語やったので,俺らのクラスの担任であるまみちゃん先生に軽く怒られペコペコ頭を下げてた。俺は腹抱えながら必死で笑いを堪えた。それから結愛にコソッと,
「王子様が頭下げてる。」
と言ってクスクス笑っとった。すると優希は俺の方を軽く睨んだ後,ものすっごい変顔してきたので思わず吹き出してしまい,おまけに洸まで吹き出してしまった。そして俺と洸もまみちゃん先生に怒られてしまった。
そうやって笑う優希。ハァ〜…俺,聞く相手ミスったかもしれん。めっちゃ恋愛経験豊富そうやのに…。勝手にそうやと思い込んでた俺がアホやった。クソッ…コイツなら元カノ2人はおると思ったのにぃ!!まさかおらんなんて誰が思うか!こんなに女子にキャーキャー言われてんのに元カノおらんとか想像つくわけないやん。
「え?なになに?好きな子おんの?」
「お,おらん!!」
「え〜おるんちゃうん?誰々?」
「絶対言わん?誰にも?」
「うん!」
めっちゃ明るく返事する。これ絶対言うやつやん。あとコイツ,顔は他人より整ってて大人っぽいのに性格めっちゃガキやん。優希は翔真と幼馴染って前聞いたけど翔真ずっとこんな奴の相手しとってんな。大変やな。
「なぁ誰って。教えてやぁ。」
「だからおらんって言ってるやろ!」
「それ絶対おるやつやん!なあ教えてやぁ。言うまで俺付き纏うで?」
コイツ小学生か!ただ身長鬼デカくしたガキやんか!ホンマに高校生か…優希。
「分かった。正直に言うわ。」
「お?やっと口破りますか?」
「その代わり…。」
「なんや?」
俺はこういうとき絶対他人に負けへん勝負を持ちかける。
「今から俺逃げるからチャイム鳴るまでに俺を捕まえることできたら全部話すわ。」
「いいで!俺結構足には自信あるしな。」
そう,大体皆んなそれを言う。ただ,ホンマの俺を知ってる奴は絶対そんなこと言わん。優希はまだホンマの俺を知らん!
「伊織お前50m走何秒なん?俺一応6秒前半あるで?」
はい来た俺の勝ち〜。
「俺は…。」
言う前に俺は駆け出した。
「5.5!」
そして全力で逃げる。廊下ダッシュはめっちゃスピード出るから良き良き。
「は!?ちょっお前待てって!なあ。それ聞いてへんって。ちょ…そんなん…追いつけるかー!!」
「アホ〜!俺に足で勝てると思うな。ちなみに俺スピードも体力もあるからなぁ〜。」
「はぁー!?なあそれ反則やって。そんな速いなんて俺聞いてへんし。なあ。一旦止まれって!!!伊織この野郎ー!!!」
そして散々追いかけっこした後俺はチャイムが鳴るギリギリに教室に戻り,優希は見事に授業を遅刻した。そしてそのときの授業が担任がする英語やったので,俺らのクラスの担任であるまみちゃん先生に軽く怒られペコペコ頭を下げてた。俺は腹抱えながら必死で笑いを堪えた。それから結愛にコソッと,
「王子様が頭下げてる。」
と言ってクスクス笑っとった。すると優希は俺の方を軽く睨んだ後,ものすっごい変顔してきたので思わず吹き出してしまい,おまけに洸まで吹き出してしまった。そして俺と洸もまみちゃん先生に怒られてしまった。