恋しちゃってもいいですか?
〜伊織side〜
「おーい伊織〜!遅れてごめん。」
「遅いわ洸。お前いっつも待ち合わせ遅刻してるやん。」
「ごめんてー。」
俺のこのいつも一緒にいる友達の名前は寺橋洸。コイツいつも待ち合わせに数分は遅刻する。もうこのやり取りも何回目か分からへん。もう怒る気力も失せて今は呆れてる。最初はイライラすることもあったけどもう慣れた。
「まあいいわ。後お前相変わらず金髪なんやな。」
「おう!そうやで?金髪かっこいいやろ?」
「かっこいいかはどうか知らんけど注意されたりしたらちゃんと黒に戻しいや。」
「わかってるって。」
俺と洸は中学で出会った。たまたま中学の入学式で同じクラス,席が前後になり俺らは仲良くなった。しかもそれが3年も続いた。だから今度は高校も一緒で高1でも同じクラスになったら4年連続同じクラスになる。まあそうなってくれる方が安心やし洸とクラス一緒になったらなんだかで賑やかでおもろいクラスになるから良い。俺ら何組になるんやろ?
「なぁ伊織。」
「ん?」
「俺さ,高校で彼女作ろって思ってんねんけど,出来そうやと思う?」
いきなり何言い出すんかと思ったらそれか。まあ洸のことやからそんなこと言っても違和感ないけど。
「知らんわそんなん。今後の自分の行い次第でできるんちゃう?」
大体洸は女好きなところがある。それさえ直せばまあ希望はあると思う。
「俺彼女欲しいんよなぁ。中学のときやって彼女できひんかったし伊織はモテるし。あーあ,モテる男は羨ましい!イケメンずるい!」
イケメンに嫉妬したって意味ないのに…。結局は中身がどれだけ良いかが重要やと思う。まぁ多少見た目雰囲気は大事。あと俺ってモテてたんや。知らんかった。
「洸,お前まず雰囲気変えたらどう?チャラチャラしてんの苦手な子の方が多いやろ?」
「それ思ってんけどな,どうしても爽やかにしようとしてもなーんかしっくり来んくてな。結局この見た目の方があ,俺や!ってなるんよ。」
まあそれは言えてる。変に見た目変わっても違和感感じそう。
「まあ洸が1番好きな格好で良いんちゃう?俺は別に今のままでいいと思う。」
「お前さっき言ったことと矛盾してんな。」
「あ,すまん。」
「いいってことよぉ。」
いつものトークをしていたら学校についた。
「おっしゃー!青春すっぞー!!!」
「高校生活モテまくんぞー!!」
と叫びながら正門をくぐった。
「なあなあ,伊織何組やった?」
「俺?あー4組。お前は?」
「一緒。俺も4組。」
「はあ?ガチか。中学3年間もクラス一緒やってこれで4年連続やんか。」
「いいやんかー。俺は知り合いいる方がいいで。」
確かにその方がいいかもな。洸とは3年の付き合いでお互いのこと知り尽くした親友。洸と同じクラスの方がいいなやっぱ。
「おい。伊織。見ろよ。」
突然洸が俺の制服の袖を引っ張る。
「なんやねん。」
「ほらほら。あの子。ポニーテールの。」
洸が指差した先にはポニーテールの女の子がいた。小柄なタイプの女の子。俺から見たその子の第一印象は何かとやる気のなさそうな感じ。
「あの子がどうしたん?」
「いやなんかさ,めっちゃ可愛くない?」
うん,予想通りすぎるアンサー。
「そうか、頑張れ。」
「いや冷た!」
あの子何組なんやろ?後で名前聞こ。なんてナンパみたいなこと言ってる。いつもやけど。けど洸が目をつけた女の子,いずれお前の人生に大きな影響与えるっぽいよ。
「なあなあ,俺らの席ってあっこ?」
「ぽいな。黒板にはそう紙に書いてあるし。」
「けどさぁ,これはないやろ。」
洸がなんか経て腐ってる。
「何が?これ出席番号順なんやから別になんもおかしくないやろ?」
「いやいやいや。俺ら今まで3年間出席番号前後やってんで?それやのに今年になって俺らの間に誰かおるってなんかなぁ。」
しょうもな!そんなんどうでもいいやん!
「いちいちそんなことで嘆くな。当たり前のことやし今年たまたまそうやったってだけなんやから。」
「けど…後ろ気安く振り向かれへん。」
あーそゆこと?まあ洸らしいっちゃ洸らしい。けど俺は嘘のない正直なことしか言わん彼のこと嫌いちゃうで。ホンマのことしか言わんから信用できる。そういや俺らの間には誰が来るんやろ?気になってみてみると
『中尾結愛』
と書かれていた。
「俺らの間の子,名前的に女の子か。」
「え?ガチ?女の子!?しかも『結愛』って名前,バチくそ可愛い子来るんちゃうん?」
おい洸,お前そんな喜ぶか?あとさっきのポニテの子はどうしてん。
「まあとりあえず座ろ。そのうち来るやろ。」
「おーい伊織〜!遅れてごめん。」
「遅いわ洸。お前いっつも待ち合わせ遅刻してるやん。」
「ごめんてー。」
俺のこのいつも一緒にいる友達の名前は寺橋洸。コイツいつも待ち合わせに数分は遅刻する。もうこのやり取りも何回目か分からへん。もう怒る気力も失せて今は呆れてる。最初はイライラすることもあったけどもう慣れた。
「まあいいわ。後お前相変わらず金髪なんやな。」
「おう!そうやで?金髪かっこいいやろ?」
「かっこいいかはどうか知らんけど注意されたりしたらちゃんと黒に戻しいや。」
「わかってるって。」
俺と洸は中学で出会った。たまたま中学の入学式で同じクラス,席が前後になり俺らは仲良くなった。しかもそれが3年も続いた。だから今度は高校も一緒で高1でも同じクラスになったら4年連続同じクラスになる。まあそうなってくれる方が安心やし洸とクラス一緒になったらなんだかで賑やかでおもろいクラスになるから良い。俺ら何組になるんやろ?
「なぁ伊織。」
「ん?」
「俺さ,高校で彼女作ろって思ってんねんけど,出来そうやと思う?」
いきなり何言い出すんかと思ったらそれか。まあ洸のことやからそんなこと言っても違和感ないけど。
「知らんわそんなん。今後の自分の行い次第でできるんちゃう?」
大体洸は女好きなところがある。それさえ直せばまあ希望はあると思う。
「俺彼女欲しいんよなぁ。中学のときやって彼女できひんかったし伊織はモテるし。あーあ,モテる男は羨ましい!イケメンずるい!」
イケメンに嫉妬したって意味ないのに…。結局は中身がどれだけ良いかが重要やと思う。まぁ多少見た目雰囲気は大事。あと俺ってモテてたんや。知らんかった。
「洸,お前まず雰囲気変えたらどう?チャラチャラしてんの苦手な子の方が多いやろ?」
「それ思ってんけどな,どうしても爽やかにしようとしてもなーんかしっくり来んくてな。結局この見た目の方があ,俺や!ってなるんよ。」
まあそれは言えてる。変に見た目変わっても違和感感じそう。
「まあ洸が1番好きな格好で良いんちゃう?俺は別に今のままでいいと思う。」
「お前さっき言ったことと矛盾してんな。」
「あ,すまん。」
「いいってことよぉ。」
いつものトークをしていたら学校についた。
「おっしゃー!青春すっぞー!!!」
「高校生活モテまくんぞー!!」
と叫びながら正門をくぐった。
「なあなあ,伊織何組やった?」
「俺?あー4組。お前は?」
「一緒。俺も4組。」
「はあ?ガチか。中学3年間もクラス一緒やってこれで4年連続やんか。」
「いいやんかー。俺は知り合いいる方がいいで。」
確かにその方がいいかもな。洸とは3年の付き合いでお互いのこと知り尽くした親友。洸と同じクラスの方がいいなやっぱ。
「おい。伊織。見ろよ。」
突然洸が俺の制服の袖を引っ張る。
「なんやねん。」
「ほらほら。あの子。ポニーテールの。」
洸が指差した先にはポニーテールの女の子がいた。小柄なタイプの女の子。俺から見たその子の第一印象は何かとやる気のなさそうな感じ。
「あの子がどうしたん?」
「いやなんかさ,めっちゃ可愛くない?」
うん,予想通りすぎるアンサー。
「そうか、頑張れ。」
「いや冷た!」
あの子何組なんやろ?後で名前聞こ。なんてナンパみたいなこと言ってる。いつもやけど。けど洸が目をつけた女の子,いずれお前の人生に大きな影響与えるっぽいよ。
「なあなあ,俺らの席ってあっこ?」
「ぽいな。黒板にはそう紙に書いてあるし。」
「けどさぁ,これはないやろ。」
洸がなんか経て腐ってる。
「何が?これ出席番号順なんやから別になんもおかしくないやろ?」
「いやいやいや。俺ら今まで3年間出席番号前後やってんで?それやのに今年になって俺らの間に誰かおるってなんかなぁ。」
しょうもな!そんなんどうでもいいやん!
「いちいちそんなことで嘆くな。当たり前のことやし今年たまたまそうやったってだけなんやから。」
「けど…後ろ気安く振り向かれへん。」
あーそゆこと?まあ洸らしいっちゃ洸らしい。けど俺は嘘のない正直なことしか言わん彼のこと嫌いちゃうで。ホンマのことしか言わんから信用できる。そういや俺らの間には誰が来るんやろ?気になってみてみると
『中尾結愛』
と書かれていた。
「俺らの間の子,名前的に女の子か。」
「え?ガチ?女の子!?しかも『結愛』って名前,バチくそ可愛い子来るんちゃうん?」
おい洸,お前そんな喜ぶか?あとさっきのポニテの子はどうしてん。
「まあとりあえず座ろ。そのうち来るやろ。」